関東財務局長(金商) 第3093号 一般社団法人
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2024.03.15 12:28 / [現在値] 1,453円 [前日比] -13円 [出来高] 1,377,000株
海外EPC事業会社である日揮グローバルが、仏テクニップエナジー社ならびにアラブ首長国連邦NPCC社と共同で、ADNOC向けLNGプラント新設プロジェクトのEPC役務の先行役務を受注したと14日に発表しております。
同プロジェクトは、ADNOCがルワイス工業都市にてLNGプラントを新設するプロジェクトであり、ADNOCによる世界的に増加する天然ガス需要への対応と脱炭素化への移行に貢献するものです。
昨今の世界的な低炭素・脱炭素化を背景に進展する「エネルギートランジション」において、化石エネルギーの中でも環境負荷の少ないLNGが果たす役割は重要性を増しております。Mordor Intelligenceでは、LNG市場規模は、予測期間(23-28年)にCAGR6.75%で拡大し、28年には1,034億1,000万米ドルに成長すると予測しており、低炭素LNGプラントへのニーズも高まることになりそうです。
2024.03.01 08:43 / [現在値] 1,362.5円 [前日比] 0円 [出来高] 0株
同社、「1662 石油資源開発」、「9107 川崎汽船」の3社(日本コンソーシアム)が、マレーシア国営エネルギー会社Petroliam Nasional Berhadの子会社であるPETRONAS CCS Ventures SDN BHD(PCCSV)とともに、マレーシア・サラワク州営エネルギー会社で、同州のCO2貯留権管理者であるPetroleum Sarawak Berhad(ペトロス)と、同州沖合の枯渇ガス田であるM3ガス田を貯留地としたCCS事業について検討を行うことを合意し、2/26にCO2貯留地契約(Storage Site Agreement:SSA)を締結したと発表しております。
日本を含む海外CO2の輸送、陸上受入ターミナルやパイプラインを含む貯留地の開発計画の策定や、その技術・商業的実現性の評価を実施し、M3ガス田を始めとするサラワク州沖合の枯渇ガス田をCO2貯留地としたCCS事業の採算性の調査を進めますが、マレーシアと日本を含むアジア太平洋地域における温室効果ガス排出削減の取り組みにおいて大きな前進となりそうです。
2024.01.29 09:13 / [現在値] 1,767円 [前日比] 32.5円 [出来高] 151,400株
傘下で、既設の構造物を仮想空間に構築し、新たな価値を創造するブラウンリバースが、危険物保安技術協会と「石油コンビナート向けの電子版立体構内図をプラットフォームとしたスマート保安推進に関する研究」を開始したと発表しております。
3次元のデジタルツイン技術を含むデジタルインフラを活用することで保安の高度化(VR・AR教育/3次元情報を活用した災害対応・シミュレーション等)の実現を目指します。
保安人材の多くを占める熟練層が今後大量に退職する中で、若年層の雇用も困難な状況にあり、国内産業の基盤を担う産業保安の確保が根底から揺らぎかねない危機的な状況で、経済産業省ではスマート保安を促進しておりますので、同社の商機も広がることになりそうです。
2024.01.17 09:42 / [現在値] 1,768円 [前日比] 21.5円 [出来高] 200,500株
グループの機能材製造事業会社である日本ファインセラミックスが、16日に宮城県富谷市において、パワー半導体向け高熱伝導窒化ケイ素基板の増産に向けた新工場の地鎮祭を実施。新工場は、2025年度内に本格的に操業を開始する予定です。
同社では、21年度から2025年度の5か年を対象とする中期経営計画「BSP2025」における重点戦略として、触媒、ファインケミカル、ファインセラミックス製品などの"高機能材製造事業の拡大"を掲げておりますが、宮城県では「8473 SBIホールディングス」が台湾の半導体ファウンドリ大手PSMCと半導体工場の建設を進めており、新工場では地の利も期待できそうです。
2023.12.20 10:45 / [現在値] 1,611.5円 [前日比] 18.5円 [出来高] 494,200株
傘下の国内EPC事業会社である日揮が、19日付けで、神奈川県、エネコートテクノロジーズと「脱炭素化促進のためのペロブスカイト太陽電池の普及に関する連携協定」を締結しております。
日揮は、ペロブスカイト太陽電池の材料技術や成膜技術を有するエネコートに対しCVCファンド「JGC MIRAI Innovation Fund」を通じて22年から投資しております。また、エネコートなどとともに24年初春から北海道苫小牧市の物流施設における実証試験の実施を決定するなど、ペロブスカイト太陽電池の社会実装の早期実現に向けた取り組みを推進しております。
Value Market Researchでは、ペロブスカイト太陽電池市場の世界需要は、調査期間23~30年のCAGRが71.4%で、22年の9,361万米ドルから、30年には約69億7,265万米ドルの市場規模に達すると推定しておりますが、19日には鈴木財務大臣と齋藤経済産業大臣との閣僚折衝で、ペロブスカイト型太陽電池などの支援で1749億円の予算計上も決定しており、国策の追い風も期待できそうです。
2023.12.13 13:11 / [現在値] 1,622.5円 [前日比] -2.5円 [出来高] 557,000株
傘下で海外EPC事業会社である日揮グローバルと、Exyte(エキサイト)社傘下のExyte Singapore Pte. Ltd.(エキサイトシンガポール)が、12日付で東南アジア新興国における先端技術産業分野の設計・調達・建設(EPC)プロジェクトの受注・遂行に関する協業契約を締結したと発表しております。
エキサイトグループは創業100年以上の歴史を持ち、半導体、蓄電池製造、バイオ医薬品などのライフサイエンス、データセンターなどの先端技術産業施設に特化したEPC役務を提供する同分野の世界的なリーディング企業ですが、今回の協業により、両社で同分野での営業活動からEPCプロジェクト見積・受注・遂行を共同で実施し、共に事業拡大を目指す方針です。
2023.12.07 12:30 / [現在値] 1,608.5円 [前日比] -40.5円 [出来高] 571,300株
傘下で海外EPC事業会社である日揮グローバルが、6日にJAXAの企画型競争入札事業である「月面推薬生成プラントの実現に向けたパイロットプラントの概念検討」に採択されております。
①月面推薬生成プラントの全体システムの検討、およびその実現に向けた実証計画の立案、②月面における水資源利用の実現に向けた月面での実証プラント、月面実証に向けた地上での検証を行うシステムの検討、などの検討を行い、24年3月31日までにJAXAに検討結果を提出する予定です。米国のアルテミス計画に代表されるように、現在世界的な月面開発の潮流が加速しておりますので、新たな商機となりそうです。
2023.12.07 09:19 / [現在値] 1,011.5円 [前日比] 1円 [出来高] 362,000株
アニオン交換型の水電解装置用の膜(Anion-Exchange Membranes:AEM)を開発するカナダIonomr Innovations Inc.(アイオノマーイノベーションズ:Ionomr社)への出資参画を決定したと6日に発表しております。
出資を通じ、研究開発面でのIonomr社とのコラボレーションを進め、AEMに関する知見を蓄えるとともに、同社が保有する知見・技術を活用し、Ionomr社の膜の性能向上も支援する方針です。
11月にはマレーシアにおける60MW級アルカリ水電解システムの建設を含む水素製造プラントの基本設計に関する覚書をマレーシアPetroliam Nasional Bhd(Petronas)の100%子会社Gentari社、「1963 日揮HD」と締結したことを発表しておりますが、QYResearchでは、世界の水電解水素装置の市場規模は、23年~29年の予測期間中にCAGRで59.13%の成長し、29年までに208億703万米ドルに達すると予測しておりますので、成長市場の取り込みが期待できそうです。