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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

衆院選の行方は?プロはこう見る!

先週末3日に飛び込んできた菅首相の自民総裁選への不出馬表明の材料をキッカケに、日経平均は3日間(3日~7日)で1300円超の急騰となるなど、市場では選挙への関心が高まってきておりますね。アレス投資顧問でも調査協力している、QUICK月次調査<株式>(2021年9月調査)でも選挙関連の質問がありましたので、一部抜粋してご紹介したいと思います。
(※株式会社QUICKは日本経済新聞社グループの金融情報サービス会社です。)

【調査期間】2021年8月31日~9月2日
【回答者内訳】証券会社:42名 生保:8名 投信投資顧問:37名 損保:1名 銀行:10名 信託銀行:4名 その他:19名

【今秋の衆議院議員総選挙により会派別の勢力図はどのようになると予想するか?】
「自民党は単独過半数を確保できず、公明党を合わせて過半数を確保」:56%
「自民党が単独過半数(233人)を確保」:30%
「自民党と公明党で過半数を確保できず、他の会派が加わった連立与党を形成」:9%
「自民党がほぼ現在の議席数を維持」:3%
「現与党に変わる新政権が誕生」:2%

【総選挙後の首相には誰がふさわしいか?】
「河野太郎氏」:26%
「菅義偉氏」:24%
「岸田文雄氏」:19%
「安倍晋三氏」:10%
「石破茂氏」:6%
「高市早苗氏」:5%
「野田聖子氏」:3%
「枝野幸男氏」:2%
「小泉進次郎氏、下村博文氏」:1%

【日経平均は4月に3万円をつけて以降は低迷が続いているが、3万円を回復するのはいつ頃になるか?】
「2021年11~12月」:38%
「2022年1~3月」:24%
「2022年7月以降」:12%
「当面は3万円台を回復しない」:10%
「2021年9~10月」:9%
「2022年4~6月」:7%

『出所:QUICK月次調査<株式>(2021年9月調査)』

今回のアンケートの回答は2日までだったため、3日の菅首相の総裁選不出馬の材料がサプライズとなり、わずか9%で少数派だった日経平均の3万円台回復「2021年9~10月」が的中する結果となっております。

一方、今回の調査では衆院選については「自民党は単独過半数を確保できず、公明党を合わせて過半数を確保」が56%と多数派となっておりますが、菅首相の総裁選不出馬を考慮すれば与党の大敗リスクは後退した可能性もあります。

総裁選は17日告示、29日開票で、その結果次第で衆院選のシナリオも二転三転する可能性がありますので、いくつかのシナリオを想定しつつも、ポジションを強気、弱気の片方に大きく傾けるのは控えておきましょう。

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