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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

「CHO Summit 2019」に参加してきました!

先日、日経BP社主催の「CHO Summit 2019」(変貌を遂げる会社と従業員の関係性“ヒト”にまつわる様々な課題にどう取り組むべきか?)に参加してきました。

CHO(Chief Human Officer)とは、最高人事責任者のことです。
CHRO(Chief Human Resource Officer)という役職にしている企業もあります。

昨今、働き方改革、ダイバーシティ、人手不足、健康経営、といったキーワードを新聞やニュースで見かける機会が増え、株式市場でもテーマとして注目されておりますが、「ヒト」にまつわるこれらの諸問題は、今や経営戦略における最重要テーマになりつつあります。

今回は、パネルディスカッションの「CHO2.0 ~2030年世界で戦えるために人事部門は何をすべきか~」を聴講させていただきました。

〈パネリスト〉
「5202 日本板硝子」 執行役 Chief Human Resources Officer
中島 豊 氏

「2811 カゴメ」 常務執行役員CHO(人事最高責任者)
有沢 正人 氏

〈モデレータ〉
組織内サイレントマイノリティ 代表理事
須東 朋広 氏

CHOの役割としてカゴメの有沢さんは、
① CXO(CEO、CDO、CTOなど)に対する相談役
② イノベーションの先導役
③ 企業文化の担い手
の3つを挙げておられました。一方、日本板硝子の中島さんは、
社員が『「あ、変わったね」とポジティブに感じられるところを変えられるか』、
と、おっしゃられておりました。

5/28にスイスの有力ビジネススクールIMDが、19年の世界競争力ランキングを発表しましたが、日本の総合順位は30位と前年より5つ順位を下げ、比較可能な1997年以降では過去最低になりました。日本は判断基準となる項目別で、「ビジネスの効率性」が46位と低く、ビッグデータの活用や分析、国際経験、起業家精神は最下位と厳しい状況です。

IMDでは、企業の生産効率の向上に向け、働き方改革や人材開発を一層進める必要があると指摘しておりますが、これらの問題を解決するべき役職こそまさにCHOになります。そのためCHO設置会社には、中長期での企業価値向上が期待できると考えております。

ちなみに「5202 日本板硝子」、「2811 カゴメ」以外にCHOもしくはCHROを設置している企業としては、「4385 メルカリ」、「3668 コロプラ」、「4543 テルモ」、「3978 マクロミル」、「2389 オプトホールディング」、「2801 キッコーマン」、「2138 クルーズ」などがありますが、今後ますます増えてくることでしょう。

また、アレスでも働き方改革、人材開発などに取り組むことで、お客様に高品質なサービスを提供していきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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