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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

NEXTユニコーン主催のイベントに行ってきました!

先日、「3938 LINE」の元代表取締役社長だった森川亮氏が立ち上げた、日本最大級の女性向け動画メディアを運営している「C Channel」主催のイベントに行ってきました。



「C Channel」は17年に日本経済新聞社が実施した「NEXTユニコーン調査」で、14位にランクインするなど、注目度の高い企業ですが、今回のイベントのテーマは『新時代のイノベーションが生み出す“価値創造型”ライフのONとOFF』です。



パネルディスカッション①「テクノロジーが叶えるこれからのビジネス潮流」
坂村 健氏 INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長、工学博士。東京大学名誉教授。
椎名 茂氏 KPMGコンサルティング株式会社 執行役員 パートナー
藤長 国浩氏 ソフトバンク株式会社 常務執行役員 法人事業統括付(事業戦略、マーケティング担当)
小野 邦智氏 C Channel株式会社 CTO
「5G」、「IoT」、「AI」などのテーマでパネルディスカッションが行われました。
・3Gから4Gへのシフトではスマホが普及しましたが、4Gから5Gへのシフトに伴いハードが大きく変化する可能性
・IoTの普及については、API(アプリケーションプログラミングインタフェース)のオープン化が欠かせないが、日本では公開していない企業が多いことへの懸念(19/8/16の日経新聞引用:銀行とフィンテック企業との間に不協和音が生じている。銀行のシステムへの接続を認める「オープンAPI」を渋り、両者の契約交渉が遅れている)
・AIについては、100%完全で事故を起こさないAIを開発することは不可能だという前提でAIを使いこなすための柔軟な法整備などが欠かせない
など各界の有識者から興味深い見解を聞かせていただきました。



パネルディスカッション②「”自分らしい”生き方を叶える自己実現のステップ」
マイケル・ユン氏 アクセンチュア株式会社 マネジング・ディレクター、AAPAC Webscaleリード
野水 重明氏 ツインバード工業株式会社 代表取締役社長
寺杣 郁江氏 トランスコスモス株式会社 ダイバーシティ推進統括部兼海外事業統括 人材マネジメント統括部 統括部長
原田 直美氏 C Channel株式会社 mama+(ママタス) 編集長
「6869 ツインバード工業」や「9715 トランスコスモス」といった上場企業で社員の幸福度を高めるために行われた様々な施策などが紹介されておりました。
ツインバード工業の野水社長は3代目社長で、社長就任直後には現場理解のために300人近い社員の匿名アンケートを実施し、問題点を改善されたとのこと。同社では企業内大学「TWNBIRDアカデミー」を創るなど人材育成に力を入れておりますが、社員が熱狂できる環境を作り、本当にその人にあった仕事を創出することが大事とおっしゃられておりましたね。

会場では、南千住にあるコーヒーの名店「カフェ・バッハ」の店主でコーヒーの第一人者である田口護氏が監修し、プロのハンドドリップを忠実に再現したコーヒーメーカーで淹れたコーヒーも振舞われましたが、とても美味しかったです!



トランスコスモスからは「女性活躍推進の取り組み」が紹介されました。同社では、スローガンに「女性が積極的に活躍できる魅力ある企業風土の創造を!」を、取り組みの3本柱として、①女性社員の能力開発・キャリア開発支援、②意識改革・広報活動、③働きやすさ支援、を掲げております。その成果として、同社では正社員の男女比率が男性55%、女性45%となり、女性管理職の比率は15年の13.1%から19年には19.3%まで上昇。

外部からも、厚生労働省「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門「東京労働局長奨励賞」、えるぼし認定、くるみん認定、子育て応援宣言企業・事業所認定、などの評価をもらっているようです。



ESGを重視する流れを背景に、海外投資家が日本企業に対して女性役員の登用を求める傾向も強まっており、役員がいない日本企業の株主総会では反対票を投じる動きも出てきております。足元で同社の外国人保有比率は2割程度ですが、今後は海外からのESG投資マネーの流入も見込めそうですね。

ちなみに当時の「NEXTユニコーン調査」ランキングには2位「4385 メルカリ」、3位「4443 Sansan」、9位「4384 ラクスル」などが名を連ねておりましたが、その後これらの3社は揃って上場しております。今後「C Channel」が上場する可能性も十分考えられますので、名前は憶えておきましょう。

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