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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

「Forbes JAPAN CEO Conference 2019」に参加してきました!

先日、フォーブスジャパン主催イベント「Forbes JAPAN CEO Conference 2019」に参加してきました。会場となったパレスホテルは、世界的に権威あるトラベルガイド「フォーブス・トラベルガイド」が発表した「2019 Verified List」で、「世界で最も素晴らしい客室 (World’s Best Rooms)」を持つホテルとして日本国内で唯一選出されましたが、会場内は非常にラグジュアリーな空間でした。
 




Keynote Session「The Great Company」‒ 未来に選ばれる企業 ‒
>> Speaker
山海嘉之 「7779 CYBERDYNE」代表取締役社長/CEO
楠木建 一橋ビジネススクール教授
永井歩 アスタミューゼ株式会社代表取締役社長
藤吉雅春 Forbes JAPAN 編集長(モデレーター)
 


山海氏は、新しい産業には「生み出す場所」と「育てる場所」が必要で、日本は今のところ前者であり、中国などは後者にあたるとの見解です。産業は、民主的であればあるほど育ちちくい側面もあり、顔認証や自動運転で日本が中国の後塵を拝する要因にもなっております。
 

また、ベンチャー企業は上場してから、投資家からの圧力もあってリスクをとりにくくなる弊害にも言及。その結果、成長性鈍化などを背景に機関投資家の空売りの餌食になるリスクも危惧されておりましたが、この状況はすでに最近の東京市場で現実のものとなっていると考えていいでしょう。
 

そのため、産業創出に取り組んでいる企業には、一定の成長を見守る市場が必要ではないか?との提言も。現在、東証も市場区分見直しを進めており、このあたりが整備されれば、日本発のイノベーティブな企業がさらに大きく育つことも期待できそうです。
 

楠木氏の著書「ストーリーとしての競争戦略」は私の愛読書の一冊ですが、楠木氏からはイノベーション創出には企業や起業家たちが切実な問題に直面していることが重要とのことでした。
 


中国の安全保障への警戒感が顔認証を発達させ、米国のスーパーへの距離の遠さがEC、ドローン配送を発達させたように、日本では認知症がイノベーションをドライブさせる可能性があるとのこと。また、イノベーションとは、進歩やレースではなく、何がいいかの定義が変わること、価値が変わることだとおっしゃられておりましたね。株式市場が、従来までの利益至上主義から、昨今のSDGs、ESGなどを重視するようになってきた流れもこの一端といえそうです。
 


協賛マッカランのブースも会場に彩りを添えておりました。
 

「日本の起業家ランキング 2020」の授賞式では、今月12日に東証に上場した「4480 メドレー」が3位にランクイン。
 


そして栄えある第1位はニュースアプリ「SmartNews」を運営するスマートニュースです!
 


スマートニュースには、これまでに「グリー」、「ミクシィ」なども出資しておりますが、11月には、電通、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムなども出資。すでにユニコーン入りしており、今後の上場も楽しみですね。


Session 1
「The Great Company and Start-ups」‒ 未来を作るスタートアップの条件とは ‒
 


こちらのセッションでは、「日本の起業家ランキング 2020」にランクインした企業のCEOたちが登壇。各CEOたちが口を揃えて言及していたのは、技術面はもとより、ビジョン、ミッションの重要性でしたね。アレスでも、投資を通じてお客様に「夢と安心、そして楽しさ」を届けるというミッションを掲げておりますが、改めてその想いを強くする機会になりました。
 

Session 2
「Hatching INNOVATION」 - How to transform exponentially -
阿部博 有限責任あずさ監査法人 パートナー
石井芳明 内閣府政策統括官付イノベーション創出環境担当企画官
伊達美和子 森トラスト株式会社代表取締役社長
坪田一男 慶應医学部発ベンチャー株式会社坪田ラボCEO
谷本有香Forbes JAPAN 副編集長(モデレーター)
 


坪田氏は、日本はノーベル賞をとっているが、イノベーションが少ない点に言及。その要因の一つに、大学がサイエンスは強いが、コマーシャライゼーションが弱いことを強調されておりました。慶応医学部では、アントレプレナー育成コースも創設しております。先日ソフトバンクが東大とAI関連の協定を締結しましたが、今後はさらに産学連携は加速することになりそうですね。
 

石井氏からは、政府は、日本オープンイノベーション大賞を創設するなど、オープンイノベーションを推進しておりますが、トップランナー、スタートアップが称えられる世の中にしたいとおっしゃられておりました。また、防災などの政策課題を提示して、スタートアップなどとオープンイノベーションを推進していく方針とのことでしたので、防災関連銘柄には改めて国策の追い風が吹くことになりそうです。
 


このあと別のイベントへ出席するため、途中退席させていただきましたが、日本のイノベーションの先端にいる産官学の方々の考え方、今後のトレンドなどをインプットさせていただく貴重なイベントになりました。今後は皆様にも投資の参考になる価値としてアウトプットさせていただきたいと思いますので、引き続き弊社HPはぜひチェックしてみてくださいね!
 

ちなみにForbes JAPANが、創業3年目以内のスタートアップの起業家・経営メンバーを中心にした「Rising Star Community」を今年発足しましたが、アレス投資顧問も選出いただき、Forbes JAPAN Rising Star Community特設サイト(https://forbesjapan.com/feat/rising_star/)には、弊社のロゴも載せていただいておりますので、ぜひご覧になってみてください。(サイト下部の「COMMUNITY MEMBER」内にあります)

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