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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

GMOリサーチのオンライン決算説明会に参加!

7日、オンラインでの決算説明会に参加しました。昨年は同社のオフィスにお邪魔させていただきましたが、コロナ禍ではオンライン開催が主流になるのも仕方ないですね。

中間決算で売上高は前期比2.4%増、営業利益は同41.9%減で通過。通期予想に対する進捗率はそれぞれ44%、14%ですが、コロナ禍であることを考慮すれば前期(売上高43%、営業利益17%)と比較して特段出遅れているわけでありません。特に海外売上については中間期での過去最高を更新。

同社ではコロナ禍をチャンスと捉え新製品を相次いで投入。3月に投入した「MO Insights」は、アジア15の国と地域の3600万人を超える消費者と実際に顔を合わせることなく、オンライン上で定量・定性調査を完結することができるクラウドソリューションサービスですが、コロナ禍で非接触ニーズが高まるなか、引き合いも増加しているとのことでした。

8月投入の「MO Lite」は顧客が自社で保有しない調査パネル(自社会員)以外にもアンケートの実施が可能となるサービスです。連携可能なDIY型リサーチツールにはGoogleフォームも申請しており、連携すれば業界初のようですので、顧客の利便性も高まることになりそうです。

同じ8月には「MO CDP」も投入。これは15か国3600万人のパネルから集めた「ゼロパーティーデータ(同意を得た1stパーティデータ)」を各種マーケティングプラットフォーム等で連携・活用しやすいようにDWHに格納したものです。

昨今GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア消費者プライバシー法)に見られるように、データに関する同意の必要性の重要度が増しているだけに、プライバシーを守りつつ、ウィズコロナでの精緻な情報を収集・活用するうえで今後ニーズが高まることになりそうですね。

6月下旬には特段の材料が観測されないなか、ストップ高を交えて6割超の上昇となったことで思惑も浮上しましたが、今後注目なのが親子上場問題です。同社は「9449 GMOインターネット」グループですが、GMOは上場子会社が9社もあるなど、市場で親子上場解消ムードが強まるなか、逆行しておりますので、同問題への取り組みなどにも注目していきましょう。

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