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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

2019年注目企業のエクイティストーリー 経営陣自らが語る成長戦略

先日、金融メディア『ZUU オンライン』を運営する「4387 ZUU」が開催したイベント、「2019年注目企業のエクイティストーリー 経営陣自らが語る成長戦略」に参加してきました。

弊社の「株ソムリエの銘柄情報」でもeスポーツ関連銘柄として何度も登場したことがある「6552 GameWith」の鈴木CFOの講演では、
・ブロックチェーンゲームの新規事業
・ゲームIP創出のインフラを構築する新規事業
・リリースから5ヶ月で月間1000万PV達成した英語版GameWith
など「21年5月期に売上高55億円超を目指す経営戦略」を聴かせていただくことができました。

特に成熟期を迎えている日本のゲームユーザー数の約8倍のゲームユーザーが存在する英語圏での事業展開は非常に大きな成長ポテンシャルを秘めていると感じましたね。一方、国内ではゲームメディアとして圧倒的No1だけに、優秀な人材を獲得しやすいものの、海外事業では競争力のある人材確保と育成が課題になる可能性もありそうです。

株主還元策の方針について質問させていただきましたが、現在は成長フェーズにあるため、配当、自社株買いなどは想定していないとのことです。先日、同じゲーム関連銘柄の「3765 ガンホー・オンライン・エンターテイメント」が自社株買いを発表して急騰しましたが、ゲーム開発企業の多くはすでに成長フェーズから成熟フェーズに移行しつつあり、成長投資より株主還元が評価され始めております。そのため、同社には株主還元を期待するのではなく、成長投資による業績拡大と、それに伴う株価上昇によるインカムゲインを期待してみていきましょう。


「4849 エン・ジャパン」鈴木社長の講演では、
・LINEと提携した人材サービスの開始
・TVCMによる積極的なプロモーション
・成長が見込まれるベトナム、インドでの海外事業
など「20年3月期に営業利益127億円を目指す経営戦略」を聴かせていただくことができました。

同社の戦略として注目したいのは、「差別化要素を持ったユーザーファーストなサービス」です。これまで人材サービス業界では、求職者が求人企業に入社したタイミングがゴールとされてきましたが、同社ではそのゴールを求職者が求人企業に入社して、さらに求人企業の生産性向上に寄与するタイミングをゴールに変更。

これにより顧客満足度の向上につなげております。さらに入社後の求職者の離職リスクを早期に可視化・迅速なフォローを実施、従業員の早期離職を防ぐために、「HR OnBoard」というHRテックツールを全クライアントに無料提供(19年2月~)。すでに「HR OnBoard」を試験導入した企業(112社)では導入前後で1年後の平均離職率が13.6%から5.3%まで低減。同社はこのHRテックツールでこれまで可視化することが難しかった入社後の従業員データを収集することで、コンサルティングなど新たなサービス提供へフィードバックをかけていく方針のようです。そのため今後はHRテック業界のプラットフォーマーとして存在感をさらに高めていく可能性がありそうです。

講演後には「6552 GameWith」鈴木CFO、「4849 エン・ジャパン」鈴木社長と名刺交換もさせていただきましたが、上場企業の経営陣と直接対話できるいい機会になりました。今後もアレスのHPをご覧いただいている方に有益な情報を発信していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
 

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