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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

『ITOCHU SDGs STUDIO』に行ってきました!

先日、「8001 伊藤忠商事」が開設した世の中のあらゆるSDGsに関する取り組みの発信拠点『ITOCHU SDGs STUDIO』に行ってきました。東京・青山にある同社の本社敷地内「ITOCHU GARDEN」にあります。

石井敬太社長COOは、生活消費分野に強い総合商社として、これらのニーズの変化にきめ細かく対応していくため、次期中期経営計画では、「マーケットインによる事業変革」と「SDGsへの貢献・取組強化」を基本方針とし、積極的に取組む方針を示しておりますが、本業を通じた「SDGs」実現を推進すると共に、世の中のSDGsに関する取り組みを後押しする場を提供していくことが持続可能な社会に貢献するものとして同施設を開設。



同社は傘下にコンビニの「ファミリーマート」なども抱えておりますので、SDGsの分野で消費者とのリアルのタッチポイントを持つメリットは大きいですね。
 
「4324 電通グループ」傘下の電通が4/26に第4回「SDGsに関する生活者調査」を公表しておりますが、主なファインディングスは、

① 生活者のSDGs認知率は54.2%で、昨年1月の第3回調査からほぼ倍増。10代のSDGs認知率は7割超え。
②「コロナ禍を経てSDGsへの関心が高まった」人は32.4%で、SDGs商品・サービスの利用意向も高い。コロナ禍がSDGs商品・サービス浸透のきっかけになる可能性。
③ 積極的にSDGsに取り組む企業は社員のエンゲージメントも高まる可能性がある。

などとなっております。
 
SDGsに関する商品・サービスの利用意向は、「コロナ禍を経てSDGsへの関心が高まった」人がそうでない人(関心変化なし+関心がさがった)よりも全選択肢において利用意向が高くなっております。利用意向の差が最も大きかったのは、「廃プラスチックや廃タイヤなど、従来廃棄される素材から作った商品」(差12.3pt)ですが、施設内にある「エシカルコンビニ」では、バリ島発の廃タイヤを再利用したフットウェアカンパニー「indosole」のサンダルも販売されております。






昨年政府が公開した「令和元年度上場企業及び機関投資家等における地方創生SDGsに関する調査」では、SDGsの取組については「企業が取組を開示することは「とても重要」」との回答が約7割、取組の見える化は、「投資判断のきっかけとなる」との回答が約5割となっておりますので、SDGsへの取り組み開示は機関投資家マネーを呼び込むためにも欠かせません。

一方、今回の電通の調査では消費者のSDGsへの関心も高まっていることが明らかになっておりますので、B2C企業にとっては業績貢献も期待できそうです。さらに社員エンゲージメント向上の可能性もあるようですので、人事戦略の面からもSDGsへの取り組みは重要となりそうですね。



「エシカルコンビニ」ではレスポートサックのリサイクルコレクションも販売されております。

「8001 伊藤忠商事」は「アレスの厳選注目銘柄」として2/8に3101円で登場したこともありますが、アレス投資顧問ではこれからもSDGsに取り組む企業を応援していきたいと思います!

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