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アレスCEO阿部隆のアベブロ CEO Blog “Abeblo”

エスプールの決算説明会に行ってきました!

先日、「2471 エスプール」の中間決算説明会に出席してきました。会場は19年11月期決算説明会の時と同じ、茅場町の東京証券会館です。

20/1/16のアベブロ(https://ales-ia.com/free/contents4_details.php?NewsID=4937)で、「荒井直取締役は、質疑応答で期初予想は保守的な傾向にあることに言及。実際同社は、19年1月、20年1月と、2期連続で通期の業績予想を上方修正しておりますので、今期の上方修正にも期待したいですね。」とご紹介しておりましたが、7/1には中間業績予想を上方修正するなど、コロナ禍でも業績は好調です。

中間期の売上高は前期比17.6%増の9759百万円、営業利益は同29.9%増の991百万円で、半数の部門が過去最高の売上高・営業利益を更新。ビジネスソリューション事業では、ロジスティクスアウトソーシングで巣ごもり需要によりEC通販が大きく拡大、物流センターは一時フル稼働に。人材ソリューション事業では、コールセンターでの新型コロナ関連案件の獲得など、コロナの影響がプラス寄与。

6/30に厚生労働省が発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.20倍と前月から0.12ポイント低下し、下げ幅は1974年1月以来、46年4カ月ぶりの大きさとなりましたが、コロナ禍で失業者が増加するなか、人材ソリューション事業では広告費を抑制していても登録者が増加するなど、ここでもコロナの影響がプラス寄与となっております。

一方、コロナ対策支援では、①顧客(派遣先)である介護施設に医療用サージカルマスクを約3万枚寄贈、②北海道北見市の新型コロナウイルスに関連した電話業務を無償で協力、③企業間の人員調整を円滑に進める「従業員シェアプラットフォーム」を開設などにも取り組んでおります。

さらに今後は抗ウイルスコーティングサービスを展開する方針です。コロナの影響で事業を再開できない顧客のために準備しているサービスですが、契約もほぼメーカーと締結。試験的に何か所かで実施しておりますが、下期は全国展開を予定しており、コロナ対策事業としても注目ですが、これにより顧客事業が再開につながれば本業への貢献も期待できます。

今後の注目点は、環境分野への事業拡大です。6/1にカーボン・オフセット・プロバイダー事業を展開するブルードットグリーンを子会社化。ブルードットグリーンは、CO2排出量の算定、カーボンクレジット創出の高い専門性などの強みを有しております。

新型コロナウイルスを契機に世界の意識が大きく変化、時代が『エシカル』へ向かう可能性があるなか、浦上社長は単純な排出権の売買ではなく、CO2削減プログラムなどのコンサル事業に拡大させる方針など、その成長性に言及されておりました。次回決算では、詳細も紹介できると思いますとのことでしたので、引き続き注目していきたいと思います。

また政策面では、21年4月までに障害者の法定雇用率が0.1%引き上げられます。同社の障がい者雇用支援の売上高は前期比19.3%増と高い成長を続けておりますが、前回法定雇用率が引き上げられた際も業績の押し上げ要因となっただけに、来期は国策の追い風も見込めそうです。

SDGsの「8.働きがいも経済成長も」のターゲット8.5には、「2030年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。」とありますので、ESGマネーの流入も期待できそうですね。

企業の魅力を知れば投資はもっと楽しくなります!アレス投資顧問では今後も様々な企業の魅力を発掘し、皆様にお届けしていきたいと思いますので、ぜひ継続してご覧くださいね!

「2471 エスプール」を含め、気になる銘柄がございましたら、無料銘柄診断は随時受け付けておりますので、フリーコール(0120-959-089)から、お気軽にお問い合わせください。

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