関東財務局長(金商) 第3093号 一般社団法人
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2023.02.07 13:05 / [現在値] 783円 [前日比] 4.2円 [出来高] 2,711,200株
韓国でPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂「トレリナ」の生産能力を年産5,000トン増設し、24年12月の稼働開始を目指すと発表しております。これにより、既存工場とあわせた生産能力は年産32,600トンまで拡大し、世界最大のPPS重合能力を有することになります。
また、今回の増設に伴い、PPS樹脂の主原料である硫化水素ナトリウム(NaSH)も増設し、コスト競争力を有した主原料から樹脂の一貫生産拠点としての位置づけを維持・強化。
PPS樹脂は、耐熱性や耐薬品性、機械的強度、難燃性等に優れたスーパーエンプラで、拡大するxEVの電装部品や電機・電子機器、住設関連部品等に使用され、採用領域が更に拡大しています。22年のPPS樹脂コンパウンド世界需要は約12万トンと推定され、今後も年率6%以上の高成長が見込まれておりますので、増産による収益押し上げも期待できそうです。
2023.02.03 12:58 / [現在値] 773.1円 [前日比] -2.1円 [出来高] 1,610,300株
「5019 出光興産」と、国内初となるバイオマスABS樹脂のサプライチェーンを構築したと2日に発表しております。SM(スチレンモノマー)メーカーである出光興産が、マスバランス方式でバイオマスナフサ由来のスチレンモノマー(バイオマスSM)を製造し、プラスチックメーカーである同社が、そのバイオマスSMを原料としてバイオマスABS樹脂を製造します。
バイオマスナフサは、植物由来の原材料などから製造されているため、石油由来のナフサと比べてCO2排出量を抑制することが可能です。軽量化に向けてEVなどでも使用されるABS樹脂ですが、QYResearchでは世界のABS樹脂市場は21年から27年にかけて3.69%のCAGRで成長し、27年末までに193億4830万米ドルに達すると予測しております。
10月からの製造開始を予定しておりますが、サプライチェーン全体でのCO2排出量抑制を目指すメーカーなどからの受注が見込めそうですね。
2022.12.15 12:50 / [現在値] 775.4円 [前日比] 1.5円 [出来高] 4,342,500株
環境への負荷を低減できるポリイミドのNMP(N-メチルピロリドン)フリー技術を取り入れた新たな感光性ポリイミドコーティング剤PHOTONEECE(フォトニース)を開発、量産体制を整え、パワー半導体用途向けを中心に本格販売を開始したと14日に発表しております。
同製品の生産のために今後導入する設備には、経済産業省より採択を受けた「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」が一部活用される予定ですが、カーボンニュートラルに向けて市場拡大が見込まれるパワー半導体向け需要の取り込みが期待できそうです。
2022.11.28 13:05 / [現在値] 738.3円 [前日比] -8.2円 [出来高] 3,061,900株
「8002 丸紅」、やまなしハイドロジェンカンパニー、シーメンス・エナジーと共に、英国スコットランド・グラスゴー市において、「再エネ拡大地域における寒冷都市型エネルギー利用の脱炭素化を実現するための、P2G(Power to Gas)システム導入に向けた実証研究/実証要件適合性等調査」を開始すると25日に発表しております。
今回の調査を通じて、英国スコットランドにおける脱炭素化に寄与するとともに、再生可能エネルギー利用が進む欧州マーケットの知見を日本に取り込む方法を検討し、日・英のグリーン水素の製造・利活用を含むバリューチェーンの構築と水素社会の実現を目指しますので、商機も広がることになりそうです。
2022.11.25 13:24 / [現在値] 1,373円 [前日比] 7円 [出来高] 900株
「3402 東レ」、「1333 マルハニチロ」のグループ会社「大洋エーアンドエフ(AF)」の3社で、循環型社会の実現と海洋プラスチック問題の解決をめざす、業界初の「漁網to漁網リサイクル」を共創・協働で取り組むと24日に発表しております。
漁網製造時に発生する端材やくずを原料の一部に使用したナイロン原糸を東レが開発、その原糸を用いて同社が漁網を製造し、大洋AFが運航する漁船にて試験的に導入し、23年4月からの社会実装化(販売開始)を予定しておりますので、SDGsの「目標12 つくる責任、つかう責任」や「目標14 海の豊かさを守ろう」などの目標達成につながりそうです。
2022.10.11 12:25 / [現在値] 729.1円 [前日比] -17.2円 [出来高] 2,220,700株
MLCC(積層セラミックコンデンサー)製造時の工程離型用ポリエステルフィルム「ルミラー」の生産能力増強を決定したと7日に発表しております。設備投資額は80億円で、生産能力を現行比1.6倍に拡大。25年からの稼働開始を予定しております。
MLCCは、セラミックスの誘電体と金属電極を多層化したチップ型コンデンサで、通信機器、家電、自動車用など、電気で駆動するすべての機器に搭載されています。今後、通信分野での5G/6Gへの高度化や、電動化車両(xEV)の普及拡大に伴う搭載個数の増加により、年率10%以上の成長が見込まれますので、収益貢献も期待できそうです。
2022.09.27 13:52 / [現在値] 725.6円 [前日比] 2.4円 [出来高] 2,339,400株
AIを活用し、樹脂製品に関して、これまで培ってきた各種データをもとにマテリアルズ・インフォマティクス(MI)技術で物性データを予測するDXサービスを22年度下期から開始すると発表しております。
これにより、顧客自身が樹脂材料を選定する際、最適な樹脂選定をアシストすると共に、顧客が要求する樹脂材料を短期間で提供することで、顧客の製品開発のスピードアップに貢献。
今後、機械特性、成形時のプロセス特性だけでなく、リサイクル性、長期劣化特性、材料使用時のCO2排出量データなどの情報提供も行う予定ですので、カーボン・ニュートラルニーズの取り込みにもつながりそうです。
2022.09.06 08:25 / [現在値] 878円 [前日比] 0円 [出来高] 0株
「9501 東京電力HD」、「3402 東レ」などと、グリーンイノベーション基金事業第1号案件として、NEDOの採択を受け、コンソーシアム「やまなし・ハイドロジェン・エネルギー・ソサエティ(H2-YES)」を構成し、大規模P2Gシステムによるエネルギー需要転換・利用技術開発を推進しておりますが、5日、山梨県とサントリーホールディングスが、環境調和型の持続可能社会に向け共同で取り組むことに合意し、新たに開発する大規模P2Gシステムの実証地を、山梨県北杜市内の、サントリー天然水 南アルプス白州工場及びサントリー白州蒸溜所とすることになっております。
白州工場への導入は24年度末、設備の規模は国内最大となる16MW(メガワット)級を予定しており、完成後は世界トップクラスのグリーン水素の製造・利用拠点となります。
H2-YES加盟者は引き続き密に連携し、カーボンニュートラル社会の実現に向け、固体高分子(PEM)形水電解によるグリーン水素製造の技術開発に加え、その需要拡大に対しても、積極的に取り組む方針ですので、同社の商機も広がることになりそうです。