関東財務局長(金商) 第3093号 一般社団法人
日本投資顧問業協会 会員番号 第012-02842号
こちらの情報は「無料メルマガ」にご登録頂ければ無料でご覧頂くことができます。
場中にアレスが注目する銘柄、お客様からのお問い合わせが多い銘柄などを中心に銘柄情報を発信!「株ソムリエ」とは?
2023.08.22 09:00 / [現在値] 912.2円 [前日比] 0.5円 [出来高] 258,100株
子会社「Crystal IS社」が4インチ(直径100mm)の窒化アルミニウム(AlN)単結晶基板の製造に世界で初めて成功したと21日に発表しております。
非常に広いバンドギャップエネルギーを持つAlNは、炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)よりも電力損失が小さく、耐圧が高いポテンシャルを有することから、エネルギー効率に優れ、次世代のパワーデバイスへの適用やRF(高周波)アプリケーションへの展開も期待されております。
「Crystal IS社」はこれまでAlN基板を活用し、自社でUV-C(深紫外線) LEDを製造・販売してきましたが、今後は次世代パワーデバイス等への展開を見据え、AlN基板の外部販売に向けた活動も強化する方針ですので、脱炭素化社会への実現に向けて拡大が見込まれるパワーデバイス市場の取り込みが期待できそうです。
2023.07.28 09:54 / [現在値] 956.5円 [前日比] -5.9円 [出来高] 1,149,600株
独自開発したリチウムプレドープ技術を基にしたリチウムイオンキャパシタ(LiC)の設計および製造技術のライセンス活動を本格的に開始したと27日に発表しております。
独自の新ドープ法によりリチウムイオン電池(LiB)と同様の汎用部材および汎用設備で安価にLiCを製造できるようになり、さらに高容量で入出力特性が向上したLiCの設計・製造技術を実現。
同ライセンスには、同社のLiC技術に関わる知的財産だけでなく、設計やパイロット設備での製造技術といった技術ノウハウが含まれており、同技術のライセンスを通じ、国内外の顧客におけるLiCの開発期間の大幅な短縮や、現行設備を利用した安価なLiCの製造を支援する方針です。
2023.07.10 12:38 / [現在値] 974.7円 [前日比] -5.1円 [出来高] 3,142,600株
欧州の研究機関であるホルストセンターとともに、プリンテッドエレクトロニクスを利用した、ディスプレイ用の次世代非接触ユーザーインターフェイスを実証したと7日に発表しております。
プリンテッドエレクトロニクスは、印刷技術を用いて、フィルムなどの基材の上に電子回路、センサー、素子などを形成するもので、電子デバイスの製造を印刷によって行う技術です。製品の薄型・軽量化や低コストでの生産が可能なため、新しい生産方法として期待されています。
同技術についてはディスプレイメーカーやセンシングデバイスメーカーなどを将来的な顧客として想定しており、今後、ニーズに応じてライセンス供与などを検討する方針です。
Panorama Data Insightsでは、プリンテッドエレクトロニクスの世界市場規模は、22年から30年までの予測期間に年平均成長率(CAGR)19%で成長し、30年には473.7億米ドルに達すると予測しておりますので、収益貢献も期待できそうです。
2023.06.09 09:00 / [現在値] 4,826円 [前日比] 0円 [出来高] 0株
「3407 旭化成」と、米国で生産するバイオメタノールの供給・調達スキームを構築すると8日に発表しております。同スキームを通じて旭化成は同社より調達したバイオメタノールを原料として、従来品よりカーボンフットプリントの低いエンジニアリングプラスチックを日本にて生産する予定です。
昨今、政府が提唱する「2050年のカーボンニュートラル(CN)実現」に向け、スコープ3と呼ばれる原材料由来の温室効果ガス(GHG)を含めた製品サプライチェーン全体のGHG削減の取り組みが各企業で活発化させており、同社ではバイオメタノールを含む低炭素メタノールの供給を始めとした、さまざまな事業を通じて顧客のスコープ3に於けるGHG排出量削減に取り組む方針です。
2023.03.29 12:47 / [現在値] 5,060円 [前日比] 65円 [出来高] 318,100株
「3407 旭化成」と、秘密計算技術を活用して企業間のデータを安全に連携できる分析基盤を構築したと28日に発表しております。これにより、旭化成は秘密情報を扱うことが多い材料分野の製品開発において、原料サプライヤーや加工メーカー、部品メーカーなどの企業間で安全にデータ連携が可能となります。
Everest Groupの調査によると、秘密計算のグローバル市場規模は24年に160-180億ドル、26年に520-540億ドルと今後も成長が見込まれておりますので、今後他のメーカーとの協業拡大も見込めそうですね。
2023.03.02 08:49 / [現在値] 953.8円 [前日比] 0円 [出来高] 0株
同社グループのCelgardが、リチウムイオン電池(LIB)のテクノロジー企業C4Vと、次世代の高性能・高電圧電池セルの開発に向けた戦略的提携契約を締結したと1日に発表しております。今回の提携は、バッテリー業界の主要なニーズに対応するソリューションを市場に提供することをめざすC4Vの「サプライチェーンパートナープログラム」の一環です。
Celgardは、すでに同プログラムの認定メンバーとなっていますが、今後開発されるCelgardの革新的なセパレータも同プログラムに参加するメンバーのギガ・ファクトリーで利用可能となり、30年に向けて計画されている150GWh超のセル製造拠点で使用される可能性があります。
これらの製造拠点は米国、インド、オーストラリアにありますが、その他の地域でも新たな拠点の展開が進められておりますので、中長期での収益貢献につながりそうです。
2023.02.06 13:52 / [現在値] 969.4円 [前日比] 5.3円 [出来高] 1,491,496,500株
子会社でバイオ医薬品CDMOの「Bionova社」において、製造プロセス開発およびGMP製造能力を増強。GMP(Good Manufacturing Practice)とは、医薬品製造業者が遵守すべき製造に関連する諸基準を定めたもので、GMPの厳格な基準に準拠して医薬品の製造をすることをGMP製造と呼びます。
抗体医薬品の製造プロセス開発およびGMP製造の依頼は増え続けていることに対応する増強ですが、GMP製造能力は約4倍になります。同社では『中期経営計画2024 ~Be a Trailblazer~』において、バイオプロセス事業を、次なる成長を牽引する事業である10のGrowth Gears(GG10)の1つに位置付けておりますので、収益貢献にも期待がかかりますね。
2022.12.15 13:36 / [現在値] 1,000.5円 [前日比] -9円 [出来高] 1,880,200株
北九州工業高等専門学校、東京理科大学と3者で、NEDOが公募した「NEDO先導研究プログラム/エネルギー・環境新技術先導研究プログラム」に採択され、2021~2022年度を開発期間とした「自動車用炭素繊維サーキュラーエコノミー・プログラムの研究開発」と題したプロジェクトで、連続炭素繊維をリサイクルする基礎技術を開発したと14日に発表しております。
同プロジェクトでは、自動車から廃棄されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)/CFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック)由来の炭素繊維を、再びCFRP/CFRTPとして自動車に再利用する循環システムの社会実装を目指します。
富士経済が公表している、炭素繊維複合材料(CFRP/CFRTP)の世界市場調査では、CFRPの35年の市場規模は18年比2.7倍の3兆8,548億円、CFRTPは同7.1倍の3,703億円と予測しておりますので、リサイクル技術により同市場での競争力の強化につながりそうです。